代表挨拶
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現在、コンピュータ業界は構造的変革期のただなかにあります。新しい時代を切り拓く絶好のチャンスです。大きなチャンスに挑戦するのは、単にものすごくおもしろいからです。どのみち仕事をやるのであればおもしろい方がいい、それだけの理由です。実際、大変ですけどおもしろいです。
難しいことを本気で実現しようとしているわけですから、難しいことをやるのに最適化したチーム作りが必要です。そのため、どうありたいか、どうあるべきかを数か月に亘り皆で議論しました。そうしてできたのがCompany Valuesです。正しく楽しく働くため、どうしてもメンバーの間で共通して納得していることが必要な考え方、毎日の事業運営を行ううえでベースとなるべき考え方を明文化したもの、それがこのCompany Valuesです。毎日の事業運営で最も重要視しております。このCompany Valuesに共感していただいた方、私たちと一緒にいい会社にしていこうという方に応募していただきたいと強く願っております。そうした人たちとなら楽しく働けますし、難しい局面でも協力して乗り切れるからです。
当社は新しい時代を切り拓くために設立した会社です。自分たち自身にも、新しく一緒に働いていただく皆さんにも、新しいことをやるということは本当のところどういうことなのか、ご自身にその覚悟を問い続けていただきたいと考えております。
新しいことをやるということは、定義上、過去の経験則が通用しない領域に入って行かざるを得ません。しかもそれを事業としてやらなければなりません。したがって、よく観察し、よく考え、よく勉強し、よく議論し、徹底して考えながら実際に手を動かし、皆で力を合わせて製品にし、商売にして、さらに商売を続けて行かなければなりません。
自転車が世の中に登場した頃、初めて自転車を見た人とその友人とのやりとりを考えてみましょう。「いやー、この間さー、自転車っていうのを見てさー、車輪がふたつだったんだよねー」と聞いた瞬間に、たいていの場合であれば「車輪が2つってそんなわけないじゃない。ばかじゃないの」と反応してしまいがちです。実際に乗ってみると思った以上に便利で、あっという間にママチャリとしてそのプレゼンスを確立し、いまや世界中に何十億台と流通しています。本当に新しいものの妥当性を正しく捉えるのは並大抵のことではないのです。
本当に新しいアイデアというものは、なんら後ろ盾を持っていません。「それ売れるの?」というありがちな問いに対して、定量的なデータを挙げて一見もっともな説明ができる場合はもしかしたら充分な新しさはないのかもしれないのです。
新しいことをやるうえでは専門家の先入観ほど怖いものはありません。過去の経験から難易度が高いことがすぐ分かってしまい、たいして検証もせずに「絶対無理」などと簡単に結論づけてしまいがちです。先の自転車の例のように一見素人アイデアに見えてもその裏側にある大鉱脈の価値を見落としてしまいがちなのです。その意味ではディスカッションのルールも重要です。筋がいいアイデアなのに新しいというだけで否定されてしまっては会社としての脱皮はあり得ないからです。
私たちは新しいことをやる覚悟ができています。新しく良いアイデアであり、タイミングもよく、会社にやれるだけの体力があれば必ずやります。なぜならば当社は新しい時代を切り拓くために設立した会社だからです。
当社は各国でトップクラスの給与水準を目指します。その代わり皆さんには各分野で世界トップレベルを本気で目指していただきます。もちろん、本格的な売上が立つまではキャッシュが限られておりますので事業立ち上げ当初のリワードには限界があります。その分ストックオプションを手厚くご用意いたします。IPOまでの累積貢献度に応じてストックオプションのアロケーションを決めてまいります。
会社としてそれだけの給与水準にするためには、1人あたりの売上高を充分高めなければなりません。世界中のお客様に長く喜んでいただけるような製品/サービスを開発し、実際にお届けして、グローバルでお金を稼ぐ仕組み作りが必須です。
きちんと利益を上げてやりたいことがあるからです。R&Dへの投資をきちんと行いたいのです。とんがったプロジェクトを仕掛け続けることで、さらにとんがった人たちを世界中から集めたいのです。おもしろ系でありアカデミック、チャレンジに寛容であり、同じ方向を目指しているという規律がある、そんな会社を目指します。
仕事は人生の重要な一部です。短距離走ではないのでマラソンとして取り組む必要があります。そこでご紹介したいのがこちらです。私にはとても参考になりました。皆さんにもよいヒントとなれば幸いです。
当社は多国籍チームです。ありがたいことに文字通り世界中からJob Applicationが来ております。仕様の協議をはじめ、基本的に業務は英語で行っております。卓越したご実績をお持ちの方には通訳をつけますので、奮ってご応募いただければ幸いです。皆さんと働けるのを楽しみにしております。
代表取締役 木島 晃